条件さえ合えば最安で雑誌を送ることができる
『第三種郵便』という発送方法についてご紹介します。
第三種郵便とは
当社による第三種郵便物の承認のあることを表す文字を掲げた定期刊行物を内容とする郵便物で、開封とし、内国郵便約款の定めるところにより差し出されるものは、第三種郵便物とします。
※日本郵便株式会社HPより抜粋
つまり承認条件を満たせば、雑誌などを低価格で発送できるシステムです。
このシステムは発行元の法人だけでなく、
私たち個人が発送する場合でも適用されるんです!
第三種郵便の見分け方
第三種郵便は、雑誌ならなんでもよいというわけではありません。
適用されるかどうかの見分け方は雑誌の裏側にあります!(表側にもあるかも?)
「第3種郵便物認可」と書かれていれば適用されます。
ちなみに新聞や時刻表などにも記載されているそうなので、発送する際には文言を探してみてください。
料金はこんなに安い!
定形外郵便と比較してみると、料金はこれだけ違います。
重さ | 第三種郵便 | 定形外郵便 (規格内) | 定形外郵便 (規格外) |
50g以内 | 63円 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 71円 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 79円 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 95円 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 135円 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 215円 | 580円 | 710円 |
定形外郵便・規格内の料金と比べても半額以下!かなり格安です。
また、第三種郵便でありがたいのは
「50gごとに+8円」という料金体系なところ!
(上限は1kg以内)
定形外郵便では上記の表の通り、150g~1kgまでの間に4つの区切りしかありません。
ですが、第三種郵便は50gごとに料金加算されるので、18つもの区切りがあります!
細かく区切られていることで、さらに料金を抑えることが可能です。
梱包してみよう!
発送するときのサイズは以下の通り。
≪第三種郵便≫≪定形外郵便・規格外≫
≪定形外郵便・規格内≫
第三種郵便のサイズは定形外郵便・規格外と同じサイズまでOKです。
そう考えると、第三種郵便は破格の値段ということが分かります。
では実際に雑誌を梱包してみましょう。
まず第三種郵便だということを判断してもらうため、
「第3種郵便物認可」という文字が見えるようにしなければいけません。
そのため、第3種郵便物認可の文字が見えるように封筒へ切りこみを入れます。
これだけでOKなのですが、このままだと雑誌がむき出しとなり濡れたりしてしまうので、封筒を加工します。
封筒の切り込みの長さのサイズと、それよりも少し長めのサイズにセロハンテープを切り、
向かい合わせに貼り付けます。
短いセロハンテープを真ん中に貼り付けることによって、両脇だけが粘着するようになります。
これを3本作ります。
3本のセロハンテープを封筒の切り込みの表裏、境目に貼ります。
3本のセロハンテープのすき間を埋めるように、さらに上からセロハンテープを貼ります。
これで透明な窓ができました。
もっと簡単な方法としては、透明なクリアファイルやクリアポケットを小さく切って封筒に貼れば同じような窓ができます。
雑誌をクリアポケットなどの透明な袋に入れて、封筒に入れます。
これで、「第3種郵便物認可」という文字が見え、かつ雑誌も濡れたりしません。
さらに、雑誌の大きさに切った段ボールを入れます。
重量は増えますが、雑誌が折れ曲がりにくくなるので、できるだけ入れたほうが良いです。
そして封筒を雑誌のサイズに合わせて折り曲げて、テープで止めます。
これは、封筒の中で雑誌が動かないようにするためです。
雑誌が動くことによって、封筒の中で折れたりすることを防ぎます。
宛名シールに住所・氏名を記入し、封筒に貼り付けます。
封筒に直接住所・氏名を記載する場合は、雑誌を出した状態で記入しましょう。
そうしないと封筒内の商品に文字跡をついてしまいます。
最後に、封筒の表面に「第三種郵便」「折曲・水濡厳禁」の文字を赤ペンで記入して完成です。
まるが郵便局の窓口に出したときは、「念のため中身を確認したいので、封はしないで持ってきてほしい」と言われました。
自身で料金を調べて、切手を貼ればこのままポストに入れても良いみたいですが
郵便局の窓口に出したほうが安心かと思います。
ぜひ、第三種郵便を活用してみてください!